うが日記

レース活動や日々のトレーニング。フランスでの活動などをアップしていきたいと思います。つまり日記。ゆるーく。

レースレポ

今回の欧州遠征の最終戦です。

カテゴリーは2.3.J。

コースは獲得標高0のド平坦の3キロのコース。

それを25周の75キロのレースだった。

難しいコーナーや低速コーナーもない。

大集団のゴールスプリントになるだろうと思っていた。まぁ、密かに逃げたいな〜とか思ってたけど(笑)

レース当日は久々に気温が上がり日差しが強い。にも関わらずレースのスタート時間が40分遅れた。フランスのアマチュアレースでは良くある事なのだが、なんの告知もなく40分遅れるのは流石にタチが悪い。スタート前にボトルを半分飲み干してからレーススタート。

 

スタートしてすぐにアタック合戦が始まった。

まぁ、いつも通り。

数名のチョロ逃げが決まる事はまずない。全部無視。

危険な逃げ以外には絶対に反応せずに脚をためた。

2〜3周ほどしてゆーじんがアタック。数名で飛び出すがすぐに吸収される。そのカウンターで小笠原がアタック。その瞬間、集団から「オーーーッ!!」という掛け声。どーやら有力選手がアタックしたときの掛け声みたい。流石に2カテで2勝してる選手はマークされてますなぁ。

小笠原のアタックもすぐに吸収される。更にそのカウンターでゆーじんがアタック。ゆーじんの追走で4名ほどが飛び出す。なんとなーく危険性を感じていると、いいタイミングで自分の目の前の選手が加速したのでその選手に張り付いてゆーじんに合流。

1周だけかなりのハイペースでローテを回すと7名の逃げが決まった。

まぁ、まだ20周くらいあるし逃げ切りは無理だな。と思っていたが、どんどんタイム差が広がる。

7名の逃げメンバーは真っ黒なスペシャライズドのヴェンジに乗った背のデカイ選手(以下、黒のデカイ選手)。黒赤のスペシャライズドのターマックに乗った選手。存在感がなく、強くも弱くもない印象だったトレックに乗った選手。赤色のジャージの強くない選手2名。そしてチームメイトのゆーじん。

強そうなのは黒のデカイ選手と黒赤のスペシャライズドの選手だった。黒のデカイ選手は巡航も速いし、何よりデカイ。スプリントがものすごく強そうだったが、相手は1人。こちらは数の利があり、勝てる可能性はかなり高かった。

この逃げは最大1分45秒まで開いた。

しかし、ラスト5周でゆーじんがパンク。

ニュートラルを使って戻ってくると思いきや、レースのルール上、ニュートラルが使えず、自分1人になってしまった。

ラスト3周にはマークしていた黒赤のスペシャライズドに乗った選手が落車し、逃げは5人まで減った。

ラスト2周で自分からアタック!しかし、黒いデカイ選手を先頭にみんなついてくる。カウンターで黒いデカイ選手がアタックするがついて行くのは簡単だった。黒いデカイ選手と自分だけが勝負をしているような展開になる。

アタックをしなければ超スローペースになってしまう。スローペースからのスプリントは自分が最も苦手とする展開なのでそれだけは避けたかった。

ラスト1キロで渾身のアタック!後ろを5mほど引き離し、巡航する。逃げ集団は分裂し、黒いデカイ選手を先頭にトレックの選手だけが黒いデカイ選手にピタリと後ろについて追ってくる。

もしかしたら黒いデカイ選手だけを引き千切る事なら可能だったかもしれないがその後ろにいるトレックの選手があまりにも不気味だったので踏みやめてしまう。

結局、ラスト300mの最終コーナーを低速で先頭で曲がる展開になってしまった。

こうなったら仕方ない。スプリントに全てを賭けた。ラスト300mで先頭からもがいて勝つ脚はないので、わざと黒いデカイ選手を前に出して後ろから再度、追い抜く作戦だった。

黒いデカイ選手を前に出す事は上手くいった。

あとは後ろに着くだけだったが、トレックの選手が黒いデカイ選手の後ろにピタリと付いていた。そのトレックの選手からポジションを奪おうとしたがトレックの選手にハンドルを当てられてしまい、バランスを崩してしまった。

再度加速したが、追いつけず。

1位がトレックの選手。2位が黒いデカイ選手。3位が自分という結果で終わった。

1位のトレックの選手はなんと、元プロ選手。確かに最初から存在感がなく、全くマークしていなかったし、脚も使っていなかった。更に最後のスプリントは絶妙だった。自分はハンドルを当てられてバランスを崩したが、反則だ!と言えるほど強い当たりではなかった。小技がうまいし、やはり強い。見習わなければならないところがいくつもあった。流石、元プロ選手。という感じだった。

f:id:ryuugachan:20180918062906j:imageはい、表彰式。髪伸びたな。切りたい。

 

苦手なド平坦の低速からのスプリントだったが3位になれた事。今回の欧州遠征で目に見える結果が出せた事は素直に嬉しいが、レースのカテゴリーは高くない。というか、低い。

もっともっと高いカテゴリーのレースに出たいし、勝ちたい。

悔しさを感じまくる欧州遠征だった。

この悔しさをバネに日本に帰っても頑張りますよ!

応援よろしくお願いします!